二胡工房
国際展示場には巨大なホールが12棟あり、6棟が楽器、1棟がPAと照明、残りは全く別のおもちゃフェアに使われていました。
楽器の6棟の中の1つのホールの約半分のスペースが中国民族楽器の展示になっており、小さなブースがひしめき合ってここだけは他のホールとは異質な雰囲気でした。他の楽器は世界的な不況の中、メインの海外客が激減していたのに比べ、地元民族楽器のところは人がひしめき合ってにぎわっていました。ここは他と違ってその場で展示品をどんどん売ってくれます。問屋や小売店を通していないので価格もびっくり！ 日本で売っている価格は確実にゼロがひとつ多いんじゃないか？ってかんじです。しかもどこも自信作を持ってきているので、中国の楽器店に並んでいるようなものとはレベルが違います。
山口講師が熊蜂の飛行や葡萄熟了の高速部などを弾くとなぜか中国人たちが集まってきます。スローな二胡らしい曲ならオッサンたちのほうが遙かにうまいのですが、ここ中国ではそんな曲を弾いていても誰も見向きもせず、賑やかでハデなテクニカルなものを弾くとみんなワッと集まってくるのです。
いろんな工房から「ウチの二胡を弾いてみてくれ」と引く手数多、バリバリ二胡を弾く変な日本人ってことでやたら受けてました。
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